毎年、10月の第4土曜日にコスモス祭(PTA祭)が開催されますが、午前中は生徒たちはご講演をきいています。

今年は、気仙沼市からわざわざ宮城県南三陸教育事務所・指導主事の伊東毅浩先生にお越しいただき、「いのちの大切さ ~東日本大震災が教えてくれたこと」についてお話しいただきました。

 

伊東先生は、3.11の時には気仙沼市教育委員会の指導主事でした。そして、気仙沼中学校の避難所の責任者も果たされた経験をお持ちです。たくさんの命を失うという悲しい体験をされてきたことを通して、また中学生である私たちにできることということで、大変素晴らしいお話をいただきました。

 

今回講演を聞いた中学生は、ちょうど3.11のときに小1~3。「怖い」という感覚は覚えていても、もう東日本大震災のことはぼんやりとした記憶しかないという生徒も増えてきたのも事実です。このタイミングで、いのちの大切さをうかがうことにより、いじめをなくす、周りの人にやさしい気持ちになることは本当の強さであるということを学ぶいいチャンスだったのではないかと思います。

 

1時間のお話の中で涙してしまう生徒の姿もありました。家族の大切さ、そして命の大切さ、人権は思いやりであること…等々、様々なことを感じ取ったのだと思います。

 

伊東先生、お忙しい中横浜までおこしいただきありがとうございました。

 

↑珍しく質問もたくさん出ました。「人にやさしく・・・ということですが、困っている人かどうか見分けるにはどうしたらいいんですか?」という素晴らしい質問も!