このところ雨模様の日が続きますが、先週の梅雨の晴れ間に外に出てみると、北門にある大きな桜の木が目につきました。夏になると青々とした葉が一面に見られ、木陰で過ごすと夏の爽やかな風を感じられます。桜の木は、去年と同じようかなと思うと、少しだけ成長して枝も太く大きくなり、木陰を作っている葉の数の多くなっているように思われます。春の季節には桜の花びらが咲き、とてもきれいですが、夏の桜もなかなか見応えがあります。去年この桜の木を見上げていた子ども達は、一年経って少し成長しました。そして去年まで保育園や幼稚園に通っていた一年生も、今年はこの桜の木を見上げています。この桜の木の下で、たくさんの子ども達が今までこの桜を見上げ、そして卒業していったと思います。そんな様子を桜の木は、静かに見守ってくれています。夏の暑さにも冬の寒さにも負けず、きっとこれからも。梅雨の晴れ間、まぶしいほど青く澄んだ夏の空、白く輝く広々とした校庭、深い日陰をつくる桜の木。その一つひとつが子ども達の夏の思い出の中に深く残ることでしょう。何気ない風景もよく見ると、そこには素晴らしい世界が広がっています。そんな世界をこれから生きていく子ども達。ちょっとうらやましいような気がする夏の日です。さあ、7月が始まりました。

 本日の給食のメニューは「ロールパン、カレービーンズシチュー、ひじきサラダ、れいとうパインアップル、ぎゅうにゅう」でした。