教室に行くと最初に目立つのは大型テレビです。これは学校独自で購入したものではなく教育委員会の配当ですので、今はどこの学校へ行っても同じようにあります。本校では放送による朝会や集会、授業による活用をしています。戦後間もなくからテレビ放送の実験はされていたのですが、NHKが初めてテレビ放送を開始したのは1953(昭和28)年2月です。それから民放なども参入したのですが、最初の頃のテレビはとても高価でまだまだ一般には普及していませんでした。やがて都市部を中心に少しずつ普及するのですが1964(昭和39)年の東京オリンピック前後から地方にも電波が届くようになりテレビが全国放送となったようです。そのころのテレビは白黒テレビで今のようなカラーでもなく薄型テレビでもなくブラウン管のテレビでした。そして時代は学校にもテレビを導入するのですが学校に一台しかなく、特に田舎(いなか)の小学校ではテレビは珍しいものでした。今では家に二台三台テレビがある家もあり映像も昔と比べ物にならない位にきれいになりました。学校ではできない実験や遠い地方や外国の様子の視聴などテレビでしか体験できないことも多くあります。今ではノートパソコンやタブレットパソコンの導入も進み、それらをどのようにして今までのテレビと共に活用していくかが問われています。時代は進み、きっと次の時代には今からは考えられないような便利でスマートな機器が出てくるような気がします。白黒テレビの時代はもうはるかな昔になってしまいました。学校でのテレビの視聴は時間が決められていますが、家ではそれぞれの事情によりバラバラです。これからの子ども達はより時間のパランスが大切になってくることでしょう。学習と遊び、大切なこととおもしろいこと等々、いつの時代にも問われてきたことでもあるのですが一日の時間はみんなに平等にありますが無限にはありません。だからこそ少しの時間も無駄にせず有意義に学校でも家でも毎日を過ごしていってほしいと思っています。

 本日の給食のメニューは「ロールパン、かわりごもくまめ、わかめサラダ、ばんかん、ぎゅうにゅう」でした。