やさしさにつつまれました。

校長  岩澤 尚彦

 

若葉が芽吹き、本校や公園などの街中のつつじの花が色鮮やかに咲き広がる季節となりました。本校に着任し、校内外のつつじの花にはついつい心を惹かれ、立ち止まって咲き誇る様子に見入ってしまっています。先日の朝会で、「愛でる」という言葉を子どもたちに紹介しました。言葉通りに私の姿は、可憐に咲くつつじの花を正に愛でているんだなと思いました。そして豊かな気持ちになっている

ことを実感していました。私にとってつつじの花は、特別な花になりました。

1年生は、入学してから1か月を迎えようとしています。幼稚園や保育園とは違った環境にも慣れてきた様子で、友達と力を合わせて活動することや集団で行動することも少しずつ上手になってきています。

そんな1年生を支えようとする様子があちらこちらで見られます。朝、門に立って挨拶をしながら見守っていると、上級生が1年生と手をつなぎながら門を通ります。上級生は1年生の歩くペースに合わせ、優しく見守っています。また、1年生は上級生と登校できることを嬉しく思い、にこにこしながら通ります。

門のところで不安そうにしている1年生に気がつくと、2年生以上の子どもがすぐに寄り添って声をかける場面が見られます。「だれもが安心して」という意識で行動できることが、本校では育っていると実感できます。

 4月17日()には、「1年生を迎える会」が、全校で行われました。今回の会は、前年度の企画委員の子どもが企画・運営をしています。6年生が1年生の手を引きながら入場しました。6年生の手は、1年生の手を柔らかく包み、遠くから見ていても優しい気持ちが伝わってきました。 

皆が仲良くなれるようにと「木とリス」というゲームをしました。  

企画委員の子どもたちは、ゲームに対する意欲が高まるように、丁寧かつユーモラスな説明を行いました。ゲームが始まると、ふざける子も一人もなく、2年生以上の児童は、1年生が楽しめるようにと、声をかけたり、仲間になったりする一生懸命な姿が見られました。そして、みんなで校歌と50周年記念ソングを歌いました。2年生以上の子は誇りをもって歌う様子が印象的でした。 

2時間目のみの会でしたが、春の穏やかで爽やかな日差しや空気の中で、つつじが丘小の校庭は、優しさにつつまれていました。1年生がこれから安心して学校生活を送れるような空気を全校でつくっていたのです。私は、この空気をつくりあげた子どもたちや職員に感謝するとともに、この皆でつくりあげる優しさをこれからも大切にしていきたいと思いました。今回は、子どもと教職員でしたが、様々な教育活動の場面で、保護者の皆様も、そして地域の皆様も加わっていただき、『チームつつじが丘』として、この優しさを大切にしながら、教育活動をつくり上げていきたいと思っております。本年度も、ご支援とご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。