6年生は、日本の平和や国際平和に関して自分たちのできることを実践するという視点で、日頃から考えていることを作文に書く学習をしました。

 そして1名が27日に磯子公会堂で区内の小学校代表児童としてスピーチコンテストに参加しました。学校代表として堂々と自分の考えを伝えた児童の作文を紹介します。

 

「 あいさつは人の心を動かす大きな力 」

  

 みなさんは今日、何人の人とあいさつをしましたか?私たちの身の回りの平和を守り続けるために私は、元気よく誰に対してもあいさつをすることが大切だと考えます。

 先日、私は港南台駅から歩いて円海山に行きました。父が、山ではしっかりとあいさつをするんだよと教えてくれました。すれ違った人に「こんにちは」とあいさつをした時、ある疑問が浮かびました。それは、どうして山では人とすれ違う時にあいさつをするのだろう、街では、相手も私もあいさつをしないのにということです。私は登りながら考えました。きれいな空気を吸って気持ちが豊かになるから自然とあいさつが出るのではないか、こう思いました。さらに私は、あいさつをした時、自分の心がおだやかになっていることに気がついたのです。この日から、普段の学校生活でも前よりももっとあいさつをすることを意識しました。1年生の教室の前を通る時やろう下で友達と会った時、教室に入るときは大きな声であいさつをしました。すると、みんなが笑顔であいさつを返してくれるのを見てとても気持ちがよくてうれしくなり、私まで笑顔になりました。小さなことかもしれないけれどやはり、あいさつは大切なことなんだと思いました。

 しかし、あいさつはただ一人がしても、直接平和につながるわけではない、そう考える人もいるでしょう。確かに、私一人だけがあいさつをしてもすぐには平和とはつながりません。でも、私はこんな体験をしました。違う小学校の子しかいない習い事を始めたとき、不安でいっぱいでしたが、思いきってあいさつをしてみると元気に返してくれて、その子のよいところがどんどん見えてきました。自分から進んであいさつをすると友達との仲が深まり、全体のふんい気もよくなりました。それが広がっていけば、日本だけでなく世界の人の心が豊かになると思います。それは争いがなくなるということでもあり、あいさつは世界のどこでも人と人とをつなげるということです。

 身の回りの平和を守り続ける。そして、世界中の人が笑顔になってほしい。これは、みんなが願っていることです。そのために私はこれからも自分からあいさつをします。小さなことだけれどあいさつには人の心を動かす大きな力があります。この小さな平和をみんなで積み重ね、日本、世界へとつなげていく。これがよりよい未来への第一歩だと私は考えます。