1日(金)10:00~ 新入生保護者説明会準備

 入学式に新入生の保護者の皆さまに配布するプリントの印刷をしました。印刷したプリントを長机に並べて、役員一同、ぐるぐる回りながら順に重ねていき、防犯ブザーと共に封筒へ。

 この流れ作業、しだいにリズムが生まれ、スピードもアップします。その流れを乱さないか? すべてのプリントが漏れなく入っているか? そこに、すごく緊張しました。

 学校はまだ春休み。廊下に教材が並べられていたり、何となくゆったりとした空気が漂っています。先生たちの、“おそらくこれが普段の恰好”も見られます。始業式前のふわふわした雰囲気の中、PTA本部役員、何とかやっていけそうかも…と思いました。

  

4日(月)10:00~ 在校生の保護者向けプリント準備

 今日は在校生に配るプリントの印刷です。

 しかし、どうしても先生が作成するプリントが間に合わない。じりじりしながら待っていたら、バ~ンっと鈴木先生登場。「すいません、こちらの不手際でもう待たせるわけにはいきません。文書が出来しだい印刷して、職員で綴じます。もう帰ってください」。

 鈴木先生、ちょっとかっこよかったです。こんなふうに先生と役員、お互いを気遣ってやっていけるといいですね。


5日(火)9:00~ 入学式参列、保護者説明会  

 1年生って、こんなに小さかったっけ? こんなにかわいかったっけ? 

 どうしてこんなに目をこするんだろう? 眠いの?

 校長先生の問いかけ「皆さん、今朝は朝ごはんをちゃんと食べてきましたか~?」

 「…はぁ~い…」「あれ?声が小さいな。もう一度。食べてきましたか?」

 「はーいっ!!」何と、素直な…。

 「自分で服を着ましたか?」「……はぁい」返事は半分弱…。

 我が家も入学式の服は、私が着せたなぁ。今では勝手に着替えてます。

 今はなかなか「はい」って言わないよなぁ。小学校の6年間って、すごい変化(成長かな)を遂げるんです。

 

7日(木)15:00~  塩水選  

 水田作業はこの塩水選からスタートします。

 学校に着くと、技術室の前に卵と大量の塩が。豊作祈願のまじないか?と思いました。もちろん、違います。

 塩水選とは、種もみを塩水に入れ、いい種もみを選別する作業です。

 塩水の濃度を判定するのに生卵を使います。もち米の場合は、比重1.08。生卵を入れると水の底の方で縦になります(もし興味があれば、ただの水に生卵を入れてみてください。縦にはなりません)。

 指導員さんたちはなめてみて、そのしょっぱさ具合で比重がわかるとか?

 「すごいしょっぱいんだよ。“えぐい”と表現するんだけどね。なめてみてごらん」と指導員さんに言われ、味見?させてもらいました。はい、塩辛いです。海の水より塩辛いです。それくらいは私の舌でも判別できます(ちなみに、海水の比重は平均して1.023。ついでに比重と塩分濃度の関係がわからず調べて計算してみたものの、数学が苦手な私には、どうしても理解できませんでした)。

 充実した種もみは沈みます。浮いたものは捨てて、水洗い、バケツに薬剤(ヘルシード乳剤)を入れ、一昼夜浸けておきます。相談室の奥の廊下に置かれた大きなバケツを見た子はいますか?

 今年のもち米は、満月餅。去年の不作を受け、指導員さんがここの気候や気温の変化をふまえて選んでくださった、去年とは違う品種です。翌8日に、天皇陛下も満月餅の種もみをまく、「お手まき」をされたそうです。同じ品種です。

    

 (図は、山形県農業試験場総合研究部参照)

 

8日(金)8:20~ 離任式

 離任される先生にPTAから、お花を渡します。

 西井先生へのお別れのことばを読もうとした2年生の女の子。「にしいせんせい」と言った後、こらえきれず涙。読めなくなってしまいました。PTA本部役員、全員、いっせいにもらい泣き。やられました。ヘタな映画やドラマより、泣けました。こんな瞬間を見られて、役得だったかな。

 

11日(月)13:30~ 学級懇談会・PTA委員総会

 クラスごとに、委員と係を決めてもらいました。その後、委員さん全員に図書館に集まってもらい、各委員会の正・副委員長を決めました。

 保護者のみなさん、お疲れさまでした。

 

12日(火)8:20~ もみまき 

 指導員・相原さんの畑で行いました。縄で3つ、枠をとり、鍬で耕して、ざっとゴミや石拾い。

 土がふわっふわで、気持ちいいです。大人になって土なんかさわりたくない人間になってしまいましたが、いつまでもさわっていたい感触です。ふわふわにしたけど、次は踏みます。私の長靴は雪国仕様で、靴底の溝が深いのです(でなきゃ、雪道で滑って転ぶ)。踏むことで平らにしなくちゃならないのに、踏めば踏むほどデコボコに…。やはり、地下足袋に限る。

 南本小、万騎小の2年生到着。お話を聞いた後、種もみをまきます。

 こんな日に、おろしたてのピカピカの靴を履いてきた子が2名。若干、つま先立ちになってました。保護者のみなさま、思う存分まけるように、もみまきの日は、汚れてもいい靴で♪(とは言え、ドロドロにはなりませんよ)。子供たちが大興奮でまいた後、指導員さん、冷静に「余ってるもみ、こっちにちょうだい」。淡々とムラのないように調整されてました。

 子供たちが帰った後、土をかぶせていきます。2人1組、ふるいにスコップで土を入れ、土をふるってまく。

 どっちの作業も腰にきます。ぎこちない役員に比べて、指導員さんたちはパッパカパッパカ。単純な作業でも、年季の違いを感じます。

 水をまいて、ひごを刺してカバーをかけて、ひごを渡して、作業終了(実はひごの刺し方にもコツがあり、指導に次ぐ指導でした)。

 鈴木一松さん宅の敷地で、お昼ごはん。大池公園のお隣なのでまだ桜が見え、花びらが舞ってきて、景色がとてもきれいです。一松さんの奥様から、タケノコご飯とお漬物。相原さん家のタケノコの煮もの。新保さんから甘夏柑(すべて薄皮まで剥いてありました。どれだけの手間だったか…)。差し入れです。すべてがおいしい。本当においしい。有り難いことです。水田指導も貴重ですが、主婦の私は奥様たちに料理の指導もしていただきたい。

 後片付けの時、洗い場でギャ~っという悲鳴が。すごいの、出てきました。しかも、2匹。足がいっぱいあるやつ。「何て虫?」「わかんない」「ムカデでは、ない」「え?じゃあ、かまれても大丈夫?」「たしか、おとなしいけど飛ぶんだよ、こいつ」「うそっ?! 飛びかかってきたらどーすんの」「ヤツデって言うんじゃない?」「いや、ヤツデはムカデのもっと小さいやつ」etc.…。(正式には、ヤスデだった…)。

 はい、南本小と万騎小役員で、テキトーに言い合って、騒いで、そのうち、その虫、静かに1匹、また1匹と、ゆうぜんと住処にお帰りになりました。

 帰って調べてみたところ、「オオゲジ」という名前でした。いわゆるゲジゲジ。大きいと「オオゲジ」です。(体長5~6センチ、足を含めると20センチくらいにもなる。私たちが悲鳴をあげ、騒いだのも至極当然のこと…)。そして、飛びませんから。そして、とてもいいやつなんです。ゴキブリを捕ってくれるんです。しかしなぁ、部屋にこれが現れたら、ドア閉めて別室に退避、夫の帰りを待ちますな。どんなにいいやつでも、見た目が…。

 

13日(水)10:00~  横浜市PTA新任役員研修会 

 私も含め、新任の2名で参加しました。PTAの基本知識情報や具体的な事例を学びます。

 私、自分はさておき、いったいどんな人がPTAの本部役員になるんだろう?という好奇心で、キョロキョロしてました。やはり女性、お母さんが多いですね。

 印象に残ったのは、港南台ひの特別支援学校PTAのお話。「子どもにいつも『何でもやってみなさい、挑戦してみなさい』って言ってるのに、自分はPTAの話が来た時尻込みしていた。言ってることとやってることが違うのに気付いて、やってみることにした。言われて嫌なのは『あなたはできるからやってるのよね』。できるからじゃない、何でもやってみてるだけ」。

 私も同じです。今までPTAに属してる意識もなく、PTAって何かもよくわからないまま、いきなり本部役員になり、できるか?できないか?の前に、ただ“やってる”だけです。やってることが合ってるのか?合ってないのか?もわかってないんです。

 

21日(木)9:30~  PTA内打ち合わせ→第2回役員会→第1回実行委員会

 まず、相談室に本部役員で集まり、事前の打ち合わせをします。役員会には、本部役員に校長先生、副校長先生、教務の先生が加わります。

 以前の藤本校長の時は、この役員会を校長室で行っていました。2月に行われた最初の顔合わせの集合場所が「校長室」で、驚きました。校長室は、転校生の初日と、何か賞をもらった時と、親が呼び出されるほどの悪さをした時くらいにしか入る用事はない、と思っていました。

 初めて入った校長室。いい意味で“威厳の無い”、言いかえれば、とても敷居の低い校長室だな、と思いました。

 石川校長に替わって、役員会は相談室でやることになりました。まだ、新しい校長室には入っていません。廊下を歩いている時にすき間からチラッと見えましたが、机の配置が変わっていました。ドアを開けると、正面に校長先生がいらっしゃいます(藤本校長の机は窓に向いていました)。 石川校長先生の校長室はどんな感じなのでしょうか?

 その後、役員会のメンバーに、学年委員会、広報委員会、校外委員会の正・副委員長さんが加わって行うのが、実行委員会です。

 私自身は、何の委員も経ないでいきなり本部役員になったので、実際に委員の仕事をされている人からの意見や要望はとても参考になります。初めの実行委員会で、具体的な「こうしてほしい」という声をもらって、今まで当たり前だったことを変えられる、いいきっかけをもらえました。これからも風通しのよいPTAをつくっていきたい、と思います。

 

23日(土)8:20~ 田起こし

 経験者いわく「すっごい大変」「ほどほどにしとかないと、えらいことになるよ」「田起こし終わって家に帰ったら、家族に顔が変わってるって言われた」 ……田起こしって???

 実は私の実家もお米を作っています。が、田起こしの作業はトラクターでやっていました。なぜ、人力? 好奇心旺盛な私は、指導員さんに「どうして機械でやっちゃダメなんですか?」と事前に質問してみました。「あの田の土はダメなんだ。機械じゃできない」との答え。たしかに、黒くてねっとりとした土です。トラクターは即、はまってしまうでしょう。

 23日はあずま屋でどろんこクラブなるものが行われており使えず、集合場所、荷物置き場は“一本桜”の下でした。

 私は“あずま屋担当”で、お茶を作って配る役でした。4月後半は毎年、暑い年あり寒い年ありで定まらず、熱いお茶と冷たい麦茶を用意しました。が、この日は暑くて、湿度も高かった。そんな中、田起こしの作業。みなさん、とてものどが渇いたのではないかと思います。麦茶の準備が少なすぎたし、もっと頻繁に配った方がよかったですよね。「チョコレートが食べたい」とおっしゃったお父さんがおられました。…ごめんなさい、チョコは温度管理が難しくて、提供できません。来年以降、田起こしに参加される方、作業はちょっとキツイです、甘いものは効くかもしれません。

 畔にいる方にはすぐに渡せるのですが、田んぼの真ん中で作業されている方にお茶を渡すのはひと苦労。長靴だった私は、最後、はまりかけました。はい、改めて、トラクター無理!を実感しました。

 お茶配りも落ち着き、一度はやってみるべき?と、田起こし、やらせてもらいました。万能(まんのう)という鍬を使って、振り上げて、落とす、土に鍬が刺さったら、てこの原理で持ち手を向こうに押して、刃先を引き起こし、土を掘り起こす、が一連の作業です。力まかせに振り上げていたら、「フッと上げて(遠心力か)、あとは重力に任せてストンと落としてみて」とのアドバイス。あれ? 力、いりませんね。さらに、掘り起こした後、その都度刃に付いた土を落とすのが大事だそうです。「やり方があるんだよ。コツさえつかめば、腰を痛めたりしないし、できるもんだよ」と。しかし、1m足らずで、息が切れ、指導員さんに笑われました。

 あずま屋が使えないので、この日のお昼は万騎小でいただきます。万騎小の校舎内に入るのは初めて。またまた、キョロキョロしてました。

 この日も、虫事件が。万騎小のPTA役員さんの肩に、何か小枝のようなものを見つけました。「何か、棒っきれ、付けて帰って来た?」なんて言いながら、よくよく見ると、どうも枝じゃない。ぎゃ~~っと叫ぶ、万騎小の役員さん。万騎小のPTA会長がつまんで捨てようとしたら、すかざず、石川校長が「見せてください!」。

 石川校長先生は理科の先生だそうです。鳥がお好きらしい(お詳しい)とのうわさは耳にしていましたが、虫も、でしょうか? 「しゃくとり虫の一種ですね。蛾になるやつです」と(私としては、何とか目、何やら科。和名は何々、学名で何とか~レベルの話も聞きたかった)。万騎小のPTA会長さんがつまみ取ると同時にギュッとつぶしてしまっていたので、すでにご臨終でした。

 ちょうど昼休みの時間で、万騎小役員のお子さんが、お昼を食べた相談室の前にやって来ては「ママ~」「パパ~」っと手をふってきます。かわいかった。

 

水田活動について

 4/23の田起こしには、保護者の、係の方18人+係の方のご主人1人がボランティアで参加してくださいました。

 係の18人のうち、7人がお父さんでした。

 水田作業は、係以外の保護者の方の参加、見学自由となっています。水田委員が発行・配布するお知らせプリントが、参加申込書になっています。が、プリントは子どものランドセルの底でクシャクシャになってることも多いのでは。参観日にお子さんの机をガザゴソ、プリント(テストも?)がどっさり出てくるという光景もよく目にします。

 これから、このHPを使って、こまめに水田作業日をお知らせし、参加をお願いしていきたいと思います。が、プリントを読んで、いちいち書いて子どもに持たせて…という流れで面倒くさくなってしまうかもしれません。このアナログなやり方をどうにかできないものか? 何か、よい考えがあれば、教えてほしいです。

 見学も自由なので、特に自分のお子さんが参加する作業の日は、にわか参観日だと思って、水田まで足を運んでください。授業参観は、子どもたちのおすましな姿なのでは。作業の中で、クラスメイトとの自然なやりとりなんかも見られるかもしれません。

 作業日とともに、子どもの参加の有無(保護者のみの作業もあります)、参加するなら何年生など、詳しくお知らせしていきます。

 見てるうちにやりたくなってきた~!の、当日参加も可能です。作業によっては、服が汚れますが…。

 

26日(火)10:00~ 平成28年度旭区PTA連絡協議会総会

      16:00~ 40周年実行委員会

 いまだ、PTAの仕組みがよくわかっていませんが、この日は略して「区P連」の総会に行ってきました。旭区の区役所で行われました。旭区内の小中学校(小学校24校、中学校12校)のPTAの役員さんが1校につき1~2名集まっていたかと思います。知り合いがいないので、水田作業を一緒にやっている万騎小の副会長さんと一緒にいました。13日に行ったのは、市P連の新人研修で、これは区P連。ふ~ん…。

 この日は、夕方、学校の図書館にて、南本宿小学校創立40周年記念行事 第4回実行委員会がありました。

 第3回までは、昨年度に行われているので、私にとっては初めての40周年の集まり。顔合わせ以来、「今年は40周年があるからね」と言われ続けてきながら、何だかよくわからず、ぼやーっとしていたものが、具体的に目の前に現れた、感じです。各自治会長さんたちにも参加していただき、何というか、地域含めてのイベントなのだと理解しました。日にち(締切り)が見えているので、そろそろやらねばならぬ気配をひしひしと感じました。

 

28日(木)13:00~ 学校説明会→PTA総会→学援隊総会

 参観日の後に行います。役員は参観日の前に集まって、会場を整えたり、細々と準備がありました。何をした記憶はないのですが、ひたすら廊下を走り回っていました。

 学校説明会。校長先生がお話しされます。

 新1年生の親御さん、役員や委員さん以外は、初めての校長先生のお話を聞く機会? 石川校長は、この学校に赴任された時に“石”を持って来て、飾っておられます。その石を子どもたちが興味津々で見ている姿に感心した、とおっしゃっておられました。(その“石”。見に行こう!と思っている内に時は過ぎ、子どもに「もう、ないよ。次をまた楽しみにって」と言われました。説明会で石の名前など、お話してくださったのですが、ちょっと覚えてないです。また詳しく教えていただくチャンスがあれば…)。校長先生に初めてお会いしたのは、4月1日の入学式準備の時。その時は堅~い挨拶のみでしたが、徐々に石川校長らしいお話が聞けるようになってきました。理科っぽいお話はおもしろいです。

 つづいて、総会。総会進行の中で、舌をかみそうな言葉もあり(ふだん学年委員さんって言ってますが、正式名称は学年成人保健委員会。けっこう、カクカク、口を動かします)、数日前から練習していました。律儀な会計さんは、自分でも原稿を書いて、すご~く緊張していました。私は委員さんたちのお名前を読み上げたのですが、人名は読み方が一つではないので(島も、じま?か、しま?か)、正しい読み方を事前にお聞きしたり、間違わないように気を付けました。

 PTA総会というのは、総会資料に書いてあること(要は、読めばわかること)を延々と読み上げていくから、ただ長くて、委任状を提出して欠席される保護者が多いのも仕方がないのかなという印象を持っていました。今回は、総会前に会長が、各委員会さんの事業報告のポイントをしぼっって、かなりコンパクトな総会になったのではないかと思います。

 総会の後は、学援隊総会。学援隊の皆さんから学校に直接質問したり、要望を伝えたりする数少ない機会です。内田自治会長さんから、登校時の様子のお話がありました。敷地内の砂利の石を道路に投げて撒いちゃう子がいる、その石を車がはね飛ばしたりすると危険なので、注意してる、とのことです。旗当番の時は、私たち保護者も登校の様子を見ることができますが、普段は何も知らない。貴重な意見だと思いました。学援隊総会の保護者の参加が少ないのが残念です。