心地よいリズムを感じて

 校 長  田中 秋人 

 令和7年が始まりました。私事になりますが年末は、どことなく慌ただしさを感じながら家の大掃除や買い出し等を行い、年越しに備えることになりました。その一方でお正月は穏やかな時間の流れを感じて過ごすことができました。きっと皆さんそれぞれの場所で新たな気持ちで新年を迎えたことと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。お正月の過ごし方を考えたときに、みんなで遊んだり、ゆっくり過ごしたり、買い物に行ったり、なかには仕事をされていた方もいたことでしょう。各ご家庭で様々な過ごし方があったかと思います。そのそれぞれの過ごし方が子どもにとっても思い出深い新年になっていればうれしく思います。

 さて昨年の12月にはマイコンサートを行いました。今年は全学年の演奏を聴いていただきたいと思い、1日目を児童鑑賞日、2日目を保護者鑑賞日とし開催させていただきました。1日目の児童鑑賞日では、全学年が体育館で発表を聴き合いました。低学年の発表をみた高学年からは、「懐かしいな」との声が聞かれ、逆に高学年の演奏を聴いた低学年の子どもからは、「かっこいい!私もあの楽器を演奏してみたい」との高学年に対する憧れの声等が聞こえました。お互いの良さを認め合うことができるのが異学年での発表のよさだと感じました。2日目は保護者鑑賞日では保護者の方にも、それぞれの学年のよさを感じていただけたのではないでしょうか。2日目の保護者鑑賞日のはじめにも話をさせていただきましたが、音楽を作るのは演奏をしている発表者だけではないと思います。鑑賞をする人たちも演奏者と一つの空間を共有することで音楽をつくっていきます。演奏をしている人も、それを鑑賞している人もみんなが心を一つにして、音楽を奏でていくことが大切だと感じています。

 いよいよ今日から学校生活が再び動き出します。冬休みの間、ゆっくりとした時間の中で過ごした子どもも多いかと思います。学校が始まることを楽しみにしている子、ちょっと不安な事がある子、様々だと思います。学校生活のリズムを取り戻し一人ひとりの子どもに寄り添いながら学校生活を安心して過ごせるように子ども面談などを行い、安心できる時間を増やしていきます。そして楽しい時間を増やし、学校生活のリズムを作っていくことが音楽と同様に心地よいリズムある生活につながっていくと思います。保護者や地域の皆さんにご協力いただき、舞岡小学校の学校教育活動がより充実できるように職員一同、令和7年もがんばっていきます。どうぞよろしくお願いいたします。