燃え上がれ 主役は君だ 十人十色のまいおかっ子(令和6年11月号)
燃え上がれ 主役は君だ 十人十色のまいおかっ子
教務主任 小川 崇紀
天候が心配されましたが、10月19日(土)に、令和6年度「第38回運動会」が実施されました。今年度、代表委員会で決定した運動会のスローガンは、「燃え上がれ 主役は君だ 十人十色のまいおかっ子」です。子どもたち一人ひとりが輝く運動会を目指して、自分の色を活かしながら、様々な競技や演技に取り組むことができました。ゴールを目指し、全力で駆け抜ける徒競走。これまでの練習の成果を発揮し、リズムに合わせ体を大きく使って表現した演技。今年度から増えた団体競技では、走ったり踊ったりする動きとは違った運動で、自分の色を活かす姿も見られました。そして、本校の重点取組分野のひとつである異学年交流として、今年も縦割りグループの「なかマイ競技」を実施しました。応援席のなかマイ班で1列の並び方を相談して、素早く前から後へボールを送っていきました。また、高学年の児童は、運動会を支えるための各係活動に責任をもって取り組み、一人ひとりが自分の力を発揮しました。今年度から運動会係のひとつとして運動会を盛り上げた応援係の子たちも、自分たちの色の応援だけでなく、相手の色の応援コールも覚え、赤白一緒になって応援し合う姿が見られました。
子どもたちはそれぞれ、運動が好きな子もいれば苦手意識のある子もいます。そのため運動会に対する思いもそれぞれだと思います。しかし、ひとたび競技や演技が始まると、どの子も自分の力を精一杯発揮しようとする、真剣な表情が見られました。練習や普段の生活では感じることのできない緊張感の中で、自分なりに精一杯の力を出し切ることも運動会で得られる貴重な経験です。今後、子どもたちが大人になるまでに、幾度となく自分の力を出し切って努力する場面があると思います。その時のためにも「自分の精一杯の力を出し切る練習」は必要だと思います。私自身も、小学生のころの運動会を思い起こすと、足も速くなく、リズム感もないため演技は苦手でした。しかし、家族や友達の応援に応えようと、苦手なりに精一杯力を出し切った満足感を覚えています。
閉会式では、代表児童の「今年の運動会は、一人ひとりが主役でした。」という言葉がありました。運動会を終えて教室に戻ってきた子どもたちからは、「楽しかった!」「がんばったよ!」という声を聞くことができました。どの子も保護者や来賓の方々に見守っていただきながら、自分の力を精一杯出し切った主役たちです。満足そうに下校していく子どもたちは一回り大きく成長したように感じられました。
11月からは、マイコンサートに向かっての練習も本格的に始まります。今後も、様々な教育活動を通して、自分の色を活かし、互いを認め合いながら自他を大切にする心の育成に努めてまいります。今月も変わらぬご支援、ご協力をお願いいたします。