思いをつなぐ

 校 長  田中 秋人 

 今年の夏も、暑さが厳しい日が続きました。翌日の天気予報を見ていて最高気温が30℃の予報を見ると、「あ~明日は少し涼しいのだなぁ」と感じるようになった気がします。一昔前なら最高気温が30℃でそのように感じることもなかったのかと思います。まさに温暖化の影響なのかもしれません。日々、暑い日がまだまだ続く中、子どもたちが元気に登校してきました。子どもたちのパワーに驚くとともに、元気な声を聞いていると私自身元気を分けてもらうことができ、学校に日常が戻ってきたことを感じます。きっと子どもたちは夏休みに、学校とは違う経験をとおして、心も体も成長したことと思います。

 さて7月下旬には本校の校庭で舞岡第二町内会の地域行事が、また8月上旬には舞岡中学校で舞岡第一町内会の地域行事が開催されました。どちらの地域行事にもお声をかけていただき、私も参加をさせていただきました。地域行事では、たくさんの地域の方や保護者の方とお会いし、話をする機会がありました。日頃の地域や家庭での子どもたちの様子や、学校に対しての思いを多く聞くことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。有意義な地域行事の中で印象的だったことが二つあります。一つは、7月下旬に行われた舞岡第二町内会の地域行事の休憩時間に行われたソーラン節を踊っている光景でした。本校の運動会では高学年の演技として、「舞ソーラン」を踊っています。そのときに使用する伊藤多喜雄さんの「TAKiOのソーラン節」の曲を例年、盆踊りの休憩時間に流しているそうです。すると卒業生が自然と輪になってソーラン節を踊ることが恒例となっているとのことでした。今年は、まだ舞ソーランを踊ったことのない子どもたちも卒業生の振りをみながら、一緒に踊っている姿が見られました。もう一つは、舞岡第一町内会の地域行事で行われたフリスビーの的あてです。子どもたちは、順番をしっかりと守ってフリスビーを的にめがけて投げていました。学年にかかわらず、誰もが楽しめるように工夫されていることを感じました。また何より、日常の学校で見せる姿とはまた違い、より行事の時間を生き生きと楽しんでいる子どもたちの様子を見ることができうれしく思いました。今後、舞岡第三町内会でも地域行事が行われると聞いています。当日に子どもたちに会い、学校では見ることができない印象的な姿に触れられることを楽しみにしています。

 子どもたちが一体となってソーラン節を踊れる場を作ること、また子どもたちが楽しめるように工夫してイベントの運営を考えてくださることなど、これらの環境を作ってくださる地域の方々や保護者の方々に対して感謝の念に堪えません。夏休み明けからは運動会、そしてマイコンサートと行事が続きます。一つひとつの行事を大切にしながら、子どもたちの成長につなげていこうと思います。ご支援とご協力をお願いいたします。