学校(がっこう)司書(ししょ)のおすすめの本(ほん)
『ひみつのビクビク』
フランチェスカ・サンナ作 なかがわちひろ訳
廣済堂あかつき
~ちいさな ビクビクは わたしだけの ひみつの ともだち~
主人公の女の子には、おばけみたいな、かわいいひみつの友だちがいます。
友だちの名前は「ビクビク」。
女の子は、なにかをこわいと思う気持ちを「ビクビク」と呼んでいました。
夜のくらがりやほえる犬、こわいものに出会うたびに「ビクビク」は女の子をまもってくれます。
ところがあるとき、「ビクビク」は急に大きくなって、女の子をじゃまするようになってしまいます。
3月から学校が休校になり、不安な気持ちをかかえている人も多いかもしれません。私もそうです。
あなたの「ビクビク」は、今どのくらいの大きさかな?どんなかたちかな?
こわいな、心配だなと思う気持ちも、みんなあなたのことを守る大切な気持ちです。この絵本は「ビクビク」と一緒にいるのは、あなた一人じゃないよ、とそっと教えてくれます。
長いお休みの間、学校図書館からみなさんに本を手わたせなかったことを大変心苦しく思います。
学校図書館はみなさんが読書を楽しむこと、知識を得ること、心をあたたかくすることができるよう、準備を進めています。みなさんに会える日を、楽しみにしています。

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登録日: 2020年5月29日 /
更新日: 2020年5月29日