先日1/23(木)に、ブラインドサッカー元日本代表キャプテンの落合啓士さんをお招きし、講演会と体験会を行いました。

 講演会では、サッカーを始めたきっかけから、視力が弱まっていく自分とどのように向き合ってきたのか、そしてどのようにブラインドサッカーと出会い、日本を代表する選手までになったのか、などについて詳しくお話をして下さいました。

 

 体験会は、代表して5年生の児童が参加しました。ペアになり、一人がアイマスクをした状態で、落合さんと同じストレッチをするところから始まりました。ペアの友達の出す指示を聞いて体を動かすのですが、自分が伝えたいことがなかなか伝わらず、みんな苦労をしていました。短く、分かりやすい指示をしなければいけない難しさを知りました。

 次は、楽しみしていたボールを使った体験でした。専用のボールの中には、ボールの位置を確認できるように音がでる特別な仕組みになっており、その音を頼りに位置の確認をするそうです。まずは、みんなで落合さんのお手本を見ました。速いパスも、まるで見えているかのように簡単にコントロールし、自分の後ろにいる仲間に向けて正確にパスを出していました。その姿に子どもたちからは「おー!」と言って大きな拍手が起きました。いよいよ自分たちの体験の時間。見えない中で四苦八苦しながらも、その難しさを楽しみながらボールを止めたり、蹴ったりしている姿が印象的でした。

 体験した児童からは、「はじめは怖かったけど、やってみたらとても楽しかった。」「サッカーをやっているので、見えなくてもできる自信があったけど、やってみるととても難しかった。あんなに簡単にとボールを止めたり、蹴ったりできる落合さんはすごいと思う。」といった感想をもっていました。

 

“知らなければ 気付けない” 

“やってみないと 分からない”

 

 貴重なお話と体験会を通して、子どもたちはブラインドサッカーやその他のパラスポーツに興味や関心をもつきっかけとなっていました。