「友だちがすき 台小がすき このまちがすき」の教育目標に向かって

  「友だちがすき」

     豊かに成長し合える友だちとのかかわりをめざします

  「台小がすき」

      自分らしさを発揮し、問題解決に向かって進んでかかわる力を育てます

  「このまちがすき」

       まちに愛着をもち、地域の一員としてかかわる力を育てます

 友だちや地域の方々との豊かなかかわりから自分らしさを実感すること。そして、友だちと共に問題解決していく中でさらに自己発揮をすること。一人ひとりが大切な存在であり、互いに認め合いながら豊かに学び合うことの楽しさ、うれしさを実感できる学校であり続けることを何よりも大切にしながら教育活動を進めてまいります。子どもにとって学校が「豊かに成長し合える場」であり、「明日も学校に来たいな」と夢と期待のもてる場となるよう、本郷台小のすばらしい地域力を生かし、保護者の皆様、地域の皆様と共に子どもへの温かいまなざし環境を醸成させながら、子どもたちの豊かな学びと成長を支えていきます。

 子どもたちが成長し活躍するこれからの社会では、様々な価値観をもつ人々と関わりながら、物事を多面的にとらえ、考え、行動する力が求められています。そうした力が発揮できるベースは、「自分が大切にされている」ということです。子どもを大切に守り育てようとしてくださる地域の方々との豊かなかかわりの中で、まちへの親しみ、愛着をもち、自らがまちの一員として共にまちを創っていこうとする心情と行動力を育みながら、生きる力を健やかに育んでいきます。

 本校では、入学した子どもが安心して小学校生活を始められるよう、スタートカリキュラムの実践研究も長年にわたり推進してまいりました。近隣の幼稚園、保育園、中学校、特別支援学校と連携し、「学びの場のつながり」を大切にしながら、長い視野で子どもの成長をとらえ、子どもの育ちと学びを円滑に接続できるよう教育活動を進めております。また、保護者・地域の皆様による、環境・学習ボランティアの大変活発な体験活動や、地域ケアプラザをはじめとする連携及び豊かな交流活動が行われています。コロナ禍ではありますが、今年度も、つながりのかたちをいろいろと模索し、様々なつながりを大切にしながら充実した教育活動を進めてまいります。

  様々なかかわり、つながり、ふれあいを大切にした教育活動を進めている本校ですが、今年度も、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、命を守るための様々な対応の中で教育活動を進めております。しかし、本郷台の子ども達の学び続けようとする意欲は今年度も変わることはありません。そして、本郷台小が目指す子どもの育ちの姿も変わることはありません。子ども達の将来を見据えた教育、一人ひとりの将来につながる学びを創ることを常に念頭に置きながら、職員一同、知恵を出し合い、力を合わせながら、子ども達にとって充実した教育活動が行われるよう、尽力してまいります。

 横浜市立本郷台小学校 校長 原 南実子