全国学力・学習状況調査結果についてのお知らせ

 
 平成25年4月に小学校6年生を対象に実施した全国学力・学習状況調査の調査結果がまとまりました。
この調査結果については全国・神奈川県と比べたデータです。今後の本校としての取組についてご説明します。
 なお、今回の調査により測定できるのは学力の特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面に過ぎません。
この調査結果に一喜一憂することなく、児童一人ひとりの力をつけることに、引き続き取り組んでまいります。
保護者の皆様には、本調査の趣旨を十分に理解した受け止め方をしていただけるようお願いいたします。
 
1 今年度の調査結果概要
◎国語
 国語A 主として知識に関する調査では、平均正答率が県・全国に比べて5.6%高くなっています。
 国語B 主として活用に関する調査では、平均正答率が県・全国に比べてやや高くなっています。
      しかし、「書く能力」については課題があります。
 
 ◇良い状況と考えられる内容
 ◆指導・改善が必要であると考えられる内容


国語A 主として知識に関する調査について
◇ 前学年までに配当されている漢字を正しく書いたり読んだりすることは、全国平均より3.5%↑
◇ 文と文の意味のつながりを考えながら、接続詞を使うことは、全国平均より14%↑。
◇ 選手宣誓文の表現の工夫とその効果を説明したものとして適切ものを選択することは全国平均より7.1%↑
◇ 「言葉の使い方」に関する資料を読み取り、年代ごとの割合から分かることを書くでは、全国平均より7.6%↑。

国語B 主として活用に関する調査について
◇ 6年生の助言の仕方の説明として適切なものを選択することは全国平均より5.3%↑。
◇ 【ずかんの一部】の中から花火師の苦労が具体的に書かれている内容を引用して書くでは
  全国平均より4.8%↑。
◇ 2人の推薦文を比べて読み、それぞれの読み方として適切なものを選択するでは、全国平均より6.9%↑
◆ 話し手の意図を捉えながら聞き、効果的に助言するでは、全国平均より12%↓であり、無記入  も多い。
◆ 複数の内容を関係付けた上で、自分の考えを具体的に書くでは、全国平均より1.5%↓
 

 
◎算数
 算数A 主として知識に関する調査については、やや課題があります。
 算数B 主として活用に関する調査については、やや高くなっています。
  
 ◇良い状況と考えられる内容
 ◆指導・改善が必要であると考えられる内容


算数A 主として知識に関する調査
◇ 小数の加法・乗法の計算をすることは、全国平均より約4%↑
◇ 展開図に示された側面の長方形の縦の辺の長さを求める式と答えを書くでは、全国平均より3.7%↑
◆ 一万の位までの概数にしたときに、20000になる数を選ぶでは、全国平均より12%↓
◆ 1アールの面積と等しい正方形の一辺の長さを理解しているでは、全国平均より6%↓

算数B 主として活用に関する調査
◇ 正しく測定できなかった結果を除いて平均を求めるときの正しい式を選ぶでは、全国平均より6.9%↑
◇ 単位量当たりの大きさなどに着目して、二つの数量の関係の求め方を記述できるでは、全国平均より6.9%↑
◆ 示された分け方で二つの三角形の面積が等しくなることを記述できるでは、全国平均より12.7%↓
 

 
◎質問紙調査の結果
◇朝食を毎日食べている児童の割合は全国平均より高い。
◇将来の夢や目標をもっている児童の割合は全国平均とほぼ同じ。
◇将来の夢や目標を実現するために努力している割合は全国平均より高い。
◇携帯電話やスマートフォンの使い方について、家の人と約束を守っている児童の割合は、
 全国平均より高い。
◇家で学校の授業の予習をしている児童の割合は全国平均よりは高い。
◇学校に行くのは楽しいと思っている児童の割合は全国平均より高い。
◇学校で友達に会うのは楽しいと思っている児童の割合は全国平均より高い。
◇地域の行事に参加する児童の割合は全国平均より高い
◆自分にはよいところがあると思っている児童の割合は全国平均より低い。
◆家庭学習の時間で30分以上2時間以内の児童の割合は多いが、30分以下や全くしない時の割合 も全国平均より多い。
◆読書をする児童の割合は全国平均より低い。
◆規範意識(学校のきまりや友達の約束を守る)は全国平均に比べて低い。
 
2 今後の取組


《国語》
○物語文、説明文において登場人物の心情や必要な情報を読み取る力をつけていくと共に、自分の考えをまとめ
 て友達の前で分かり易く話をしたり、書いたりする学習を意図的、計画的に行う。
○話し手の意図を捉えながら聞いたり、目的や意図に応じて必要な内容を引用したりして、自分の考えを整理して
 書く学習を行う。
 

《算数》
○基本的な計算について、より習熟できるように繰り返し学習できるよう授業展開を工夫し、計算力の育成・理解 
 の深化を図る。
○自分の考えを筋道立てて説明したり、その理由を書いたりする学習を今後も進んで取り入れた授業を行う。
○自分の考えと友達の考えを比較し、より良い考えを作り上げていく力の育成を図る。
 

《質問紙調査より》
○朝読書を柱として、国語の単元と関連した読書や教科学習と関連させた調べ学習など、本に触れる機会や図書
 室利用の機会を多くとり、より読書の時間を増やしていく。
○一人ひとりの良いところを認め、称讃していくとともに集団生活のルールを守って楽しい学校生活を送れるように
 指導していく。
 

 
 全国・学習状況調査の結果をふまえ、6学年及び他学年の学習指導において改善できるよう取り組みます。
また、横浜市独自で実施している市学習状況調査の結果をもとに各学年毎のきめの細かい授業を実施していきたいと考えています。
 

横 浜 市 学 力 ・ 学 習 状 況 調 査 等 の 報 告

(1)学力の概要と要因の分析
高学年は、横浜市の平均値と変わりが無く、平均的な学力ですが、低学年は、下回っています。その原因は、学力の上位層と下位層の二極化がみられるからです。
 しかし、学習意識は高く、学習意識や生活意識も同様に横浜市の平均値を上回る学年が多いです。
 全体的な学力の底上げのためには、昨年度同様、授業のあり方や指導方法などの工夫・改善が求められており、子ども一人ひとりが体験し表現する学習、つまり体験学習の充実や言語活動の充実が大切であると考えます。さらに、朝学習の充実を図り、下位層の学力向上を大きな課題として学校全体で取り組みます。
 
(2)教科学習の状況
○国語科:文章を読み取る力や話すこと・聞くことが課題です。
○算数科:全般的に市の平均的な学力をもっていますが、技能の向上が望まれます。
○社会科:技能についてはほぼ市の平均的な学力をもっていますが、知識・理解が課題です。
○理 科:思考・表現が課題です。
 
(3)経年変化の状況と変化の要因の分析(学習・生活意識調査も含めて分析)
 学力は、横浜市の平均値と変わりが無く、平均的な学力ですが、低学年は、下回っています。その原因は、学力の上位層と下位層の学力の二極化がみられるからです。
 生活・学習意識においては、昨年度に比べてどの学年も上昇しています。学習意識においては、多くの児童が意欲的に学習に取り組んでいますが、生活意識では、自尊感情や規範意識がやや低い傾向があります。生活意識においてもルールを守って生活することができたとする児童の割合が低いです。日々の生活におけるルールや友達関係においても指導・支援を継続していく必要があると考えています。
 読書時間もほぼ市平均の傾向であります。これは、朝読書の取り組みの成果と考えられます。今後も継続して取り組みます。技能面の向上が望まれますので、朝学習での定着を図りたいと思います。
 全体的傾向として昨年同様、自分の考えを友達の前で表現するなどの活動が不十分であり、子ども同士での学び合いの不足が考えられます。また活動を伴う教科に対する意欲が高いことを含めて考えると、体験活動の充実が望まれます。家庭での学習習慣が確立できていないことも、学力の定着の不十分さに関係していると考えられます。 
 以上のような児童の実態を踏まえて、学校全体で子ども一人ひとりが課題をもち、友達との関わり合いをもちながら、学習していく姿を追究してことを授業改善の視点として取り組んでいきます。  
 
(4)学力向上に関する指導の目標・方針(「中期学校経営方針」)
○子どもが学習の主体となり「わかる授業、楽しい授業」となるように、教育課程および授業の 工夫改善を行い、自主的、自律的に学習に取り組む力を育成します。
○理科・体育科の研究をもとに、子ども一人ひとりが「自ら学ぶ」「共に学びあう姿」を目指し て研究を推進していきます。
○教育的支援を要する子どものニーズを的確に把握し、アセスメント作成を継続し、中長期的、 短期的な見通しをもって組織的に課題解決に当たっていきます。
 
(5)具体的な指導の方針
○体験活動の充実
  授業の中で、子ども一人ひとりの活動を保証し、様々な体験活動を行い、自分の問題や課題 をもって取り組めるように授業の工夫・改善を行います。
○言語活動の充実
  授業の中で、子ども自身の中にある考えや思いを自分なりの言語活動(言葉・文字・図や絵、 表・行動など)で表現し、互いに交流し学び合える授業の工夫・改善を行います。
○学年研究会やブロック別研究会の充実
  週一回の学年研究会の設定や低学年・中学年・高学年ブロックでの研究会や研修会の設定を 行い、計画的に実施します。