チーム学校

学校長 三瓶 淳

 ある週末、自分の座っている場所から窓の外を見てみると高層マンション群が見えます。夜景はまるでクリスマスの夜のごとく光り輝いています。気になっていたことでも忙しくしていると身近な事や人、物に気付かない事っていろいろあるものだとしみじみ思いました。そんな中

昨年末の学校評価よりその成果と課題について振り返り、次年度に向けて検討する時期でもあり、自分の学校を客観的にみてみました。

 

 次期改訂(平成29年度:小学校)の学習指導要領に向けて、林市長も委員となっている中央教育審議会で様々な課題を検討しています。その中に「チームとしての学校の在り方」について様々な立場の委員より活発な意見交換がされています。このチームとして問われているのは、私たち教職員が一致団結して子ども達を育んでいくことは大前提であり、さらに専門職や地域住民・保護者が関わっていくコミュニティ・スクールが学校運営に、いかに連携・協働体制をとっていくかということです。ここで言われている専門職は、スクールカウンセラー(SC)、スクールソーシャルワーカー(SSW)のことであり、コミュニティ・スクールとしては学校運営協議会があげられます。藤が丘小学校は、SCをはじめとしてSSWの方にも今年度よりすでに学校運営に関わってもらいました。また、全市立学校で25%(全国的には10%:平成26年度)しか設置されていない学校運営協議会も、本校は設置から5年目となり、年に5回の会議で各役職の皆さんより貴重なご意見をいただいています。そのように考えると、本校は国が今後10年先まで重点的に取り組もうとしている案件をすでにスタートしているわけで、今後は専門職の方々や組織をより身近な存在としてとらえて関係を密にしていき、職員組織との連携・協働体制を深めていきたいと思います。

 

 さて、昨年度末に学校評価として児童、保護者にアンケートを実施させていただきました。結果の考察につきましては、最終懇談会時にお知らせする予定です。今回のアンケートは、谷本中学校区内4小学校と中学校の昨年度の評価項目を持ち寄り、小中一貫教育の連携を9年間の経年変化で見取るためにすり合わせをし、5つの共通項目(健康安全、環境整備、地域人材、人権教育、挨拶)を選定しました。さらに、スムーズな小中連携に向けて、谷本中学校の現1年生に対して「中学生になって感じた驚きや発見、喜び、不安」をアンケートで回答していただきました。小中の職員同士の授業公開や研究協議等は、他ブロックに先駆けて実施し連携を深めて参りましたが、生徒の内面(教科別、学習全般、生活全般、人間関係、6年時の中学校体験)について問う調査は例がなく、貴重な資料となりました。本校は、6年の全児童からも現時点での中学校入学に当たっての思いを調査しておりますので、先の中学生の結果と比較しながら、ご報告できればと思っております。

 

 最後に私事で恐縮ですが、冒頭にある「自分が座っている場所」というのは病室のベッドです。1月の週末に緊急で入院するはめになり、業務は副校長先生に代行していただく事になりました。学年末の慌ただしい中、本当に教職員、地域の皆さまにはご迷惑をおかけしました。しかし、私が数日間不在となっても、学校はまわっていくだろうという思いもありました。日頃から教職員の動きを見ていると、いざというときほど二つ返事でカバーし合う光景をたくさん見てきたからです。学校の理想は「チーム」であり、みんなが進むべき方向、理想を共有することです。決して望ましいことではないのですが、ゆっくりと外から学校運営を考える時間が出来たことに感謝すると共にご迷惑をおかした分、次年度に向けて課題を整理し、「ひびき合い ともに よりよく生きる」学校の実現を目指し頑張っていきたいと思います。

 

 

その瞬間 その一言

学校長 三瓶 淳

 オリンピックイヤーである2016年がスタートし、7日には藤が丘小学校にも子ども達の元気な声が戻ってきました。子ども達の声を聞くだけで、本当にエネルギーが湧いてきます。本校の児童は、大きな事件や事故にあうこともなく、ちょっぴり長めの冬休みをお家の方と穏やかに過ごすことが出来たようで、その様子を見た職員もにこにこ笑顔でスタートを切ることが出来ました。今年度も残すところ3か月弱です。学年のまとめをしていくと共に、次なるステージへの助走にもなると思います。昨年にも増して、学校と家庭、そして地域の皆さまとの連携を深めながら、子ども達の学校生活を見守っていただければと思います。

 

 さて、冬休み期間中はスポーツ紙面を賑わす報道記事が目白押しでした。私自身、テレビ報道や新聞記事から心に残るシーンや選手の姿がありました。スポーツは勝利するために、練習の工夫や努力はもちろんの事、日常生活を通してメンタル面を鍛えるなどさすがと感じるところも多いものです。印象に残ったものをいくつかあげてみます。全国高校サッカー選手権では、地元の桐光学園が2-0で青森山田高に誰もが「勝つ!」と思いましたが、後半ロスタイムの5分で、なんと同点にされ、そしてPK戦(4-5)で敗れてしまった試合では、最後まで勝負を諦めなければ、本当に奇跡が起こるのだと思いました。また、全国バスケットボール選手権(ウィンターカップ)の女子決勝では、3年間全国大会負けなしで9冠を狙った桜花学園に対して、何度もその決勝で負け続けた岐阜女子が、前半24-12という劣勢から、残り1分台で逆転に成功し、岐阜県代表として全国大会初制覇を成し遂げました。負け続けた悔しさを糧に励んできた練習の賜物だと思います。そして、お正月番組の定番となった「箱根駅伝」。昨年、初優勝した青山学院大学が、全10区間を1位で走り続ける完全優勝で総合2連覇を飾りました。今年は、大学駅伝3冠を目指しながら、全日本大学駅伝で優勝出来なかった時には、選手がひどく落ち込み箱根駅伝の連覇を危ぶむ声も少なくなかったそうです。そんな中、原監督は今回の戦略を「ハッピー大作戦」と銘打ち、直前まで体調も不安視された選手でさえ、自分の責任を果たし、見事なたすきリレーを完結させました。練習に体幹トレーニングを取り入れたり、選手の自主性に任せた練習や上下関係にとらわれないミーティングを取り入れたり、勝利の裏には青学大独自の取り組みがあり、それぞれが実力を高めているようです。来年が、ますます楽しみになります。

 

 ところで、この冬休み中に6年生が卒業文集に載せようとする原稿に目を通す機会がありました。内容は、「今までの自分が、ある出来事(学校行事、お稽古ごと)や周り(おうちの方や先生、友達)からの言葉で、自分が変わったこと」について、書かれていました。素晴らしい内容ばかりで、読んでいるうちに私が6年生より大きなエネルギーをもらった気がしました。その一部を要約してあげてみます。

①自信がなくて、間違えたらどうしようと手を挙げられなかったけど、「間違っても平気だからね!」の一言で、手を挙げることが出来、今では積極的に発言出来るようになったこと。

②逆上がりや二重跳びが出来なくて、一人で、あるいはお家の方と一緒に何度も何度も練習を重ねたことで、出来た瞬間の喜びと諦めないで続けていけば、必ず成功するという自信や達成感を味わえたこと。

③班やクラブ活動、代表委員会、チームなどのリーダーになってみたものの、自信がなく、困っていた時に仲間の「頑張っているね」や「大丈夫だよ」の言葉、陰で一生懸命に支えてくれている仲間のありがたさを感じ、リーダーとしての活動に目覚め、自信を持ったこと。

 私たちは、今まで生きて来た中で失敗したり、怒られたり、辛かったりした時に、諦めようと思ったり、止めようと思ったりすることがたくさんあったと思います。でも、どんな年齢だろうと、どんな場面だろうと「その一言」で、「やる気」が出たり「集中力」が高まったり、「耐える」気持ちが強くなったりして乗り越えてきたのだと思います。今年は、『「その一言」を一人でも多くの児童に投げかけよう』というのが、私の目標です。 ・・・チャンスは平等。気がつけるかは自分次第・・・  本年もよろしくお願いします。

 

 

 

 12月学校だより    すべては子ども達のために!  学校長 三瓶 淳

10月13日に後期が始まってからの土日は、保護者の皆さまにとっても、私たち職員にとっても行事が目白押しで、18日の「秋季大運動会」をかわきりに、主なものとしては24日の「校庭側溝そうじ」、31日の「ふるさと祭り」、11月3日の「区民まつり」、21日の「学校土づくり」、28日の「音楽の集い」等がありました。そして、12月12日には「ふれあい総合展」、19日には「地域防災拠点会議」が予定されています。

10月31日の「藤小ふるさと祭り」は、やや曇り空の中でしたが、谷本中学校吹奏楽部の迫力あるオープニング演奏で幕が開くと、例年以上に多くの方が来校し、一時は校庭全体が人で埋め尽くされるほどで、どのブースも大盛況でした。物品販売の材料調達から販売、前日の準備・片付けまで、地域・保護者の皆さまには本当にお疲れ様でした。『藤小に行けば、たくさんの方(仲間)とふれあえる♪』という雰囲気は、地域・保護者のパワーを借りながらも大切に育てていきたいと思いました。

10月24日の「校庭側溝そうじ」や11月21日の「土づくり」では、午前9時からたくさんの保護者(クラスお手伝い)の協力のもと、普段の活動では手が回らない所の力仕事をお願いしました。お父さんの姿も多く、参加された皆さんが、率先して動いてくださるため作業はとてもスムーズでした。

28日の「音楽の集い」は、低・中・高学年に分かれて2学年がペアで合唱や合奏を披露しました。口をめいっぱい開けて、頭でリズムをとりながら元気よく歌う1年生。姿勢がピンとして、元気な歌声の中にもハーモニーが芽生える2年生。合奏や合唱の中に感情が入り、心に迫ってくる3年生。曲調をとらえて強弱を見事に表現し、合唱・合奏する4年生。同じ曲(ルパン三世のテーマ)なのに、3クラスを比べると楽器の扱い方で違いが表れる5年生。そして、楽器一つひとつの扱い方に工夫が表れ、難しい曲を見事に合奏した6年生。6年間の成長を目と耳、そして心で感じることが出来た、本当に素晴らしい音楽会でした。

さて、今年もまとめの月となりました。11月6日に横浜市の「人権教育実践推進校」として青葉区内の小中学校の先生をお招きし、2年と6年で研究授業を行いました。担任と子ども達のことばのやりとりがとても温かく、素晴らしい授業だったと評価を得ることが出来ました。また12月4日から11日までを『人権週間』として、「だれもが」「安心して」「豊かに」生活できる学校づくりを目指して、臨時集会を開いて講話や劇で訴えたり、授業でプログラムを実践したり、アンケートを通して子ども達の内面に問いかけたりします。子ども達の自尊感情を高めると共に、いじめの早期発見・早期対応に努めます。すべては、我が藤が丘小学校のかわいい子ども達のために!

!校長室インフォメーション!

①児童間での金銭や物品のやり取りに関わるトラブルが発生しています。

・「おうちの方が一生懸命に働いて稼いだお金」という意識の下、小遣いを含め1円でもおごったり、おごられたりしない。みんなの遊びに、お金は必要ない。お金を使わない遊びをしよう!

・お家の人の許可なく、自分の持ち物や食べ物を勝手にあげたり、もらったりしない。

等について、全校児童に指導いたしました。特に年末年始を控えていますので、保護者の方はお子さんのお金や持ち物について関心をもち、把握や管理をよろしくお願いします。

②民家に囲まれた路地や私道で遊んだり、騒いだりしてご迷惑をおかけしているようです。全校でも指導しましたが、遊び場としてはふさわしくないので、近くの公園や学校の校庭で遊ぶようにしましょう。

学校・家庭・地域が一体となって、これからもよろしくお願いいたします。

 

 

学校だよりバックナンバー

学校だより10月号 [15KB docxファイル] 

学校だより9月号 [59KB docファイル] 

学校だより7月号 [459KB docファイル] 

学校だより6月号 [59KB docファイル] 

学校だより5月号 [61KB docファイル] 

学校だより4月号 [61KB docファイル]