学校長あいさつ

130年を超える長い歴史をもつ学校の校長として、その責任の重さを常に感じています。これまで学校に関わり支えてくださった多くの方々、卒業生のみなさん、そして在校生とその保護者の皆様、地域の皆様など多くの方たちの思いを受け止めつつ、感謝しつつ、より良い学校を目指して取り組んでまいります。

 小学校の6年間というのは、子どもたち一人ひとりにとってとても大切な時期です。一人の人間が成長していく過程の基礎をつくる時期です。中和田小学校での6年間をどのように過ごすのかは、子どもたちの今後に大きな影響を与えます。その自覚を常にもっていなければと思っています。

家庭は、親子の絆をもとに、基本的な躾や考え方などを身につける大切な場です。学校は学力を身につける場ですが、それだけでなく、周りと関わりながら集団の中で生きていく上で大切なことを学ぶ場でもあります。支え合いの温かさや何かを一緒に行う楽しさ、ほかの人の気持ちを考えることの大切さ、困難を乗り越える粘り強さなど、様々な体験を通して学んでほしいと思います。

学校生活で良い学びができるように、子どもたちに大切にしてほしい4つのことを繰り返し伝えています。それは「言葉を大切にする」「思いやりや感謝の気持ちを大切にする」「努力を大切にする」「違いを認めることを大切にする」です。この4つは、人として幸せに生きていく上で欠かせない大切なことだと私は考えています。保護者の皆様、もしご理解いただけましたら、ご家庭でもこの4つを大切にするための声かけをお願いいたします。

今後も引き続き学校へのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

                               中和田小学校 校長 髙嶋 聡