5月17日(金)・18日(土)

 梢を渡る風が若葉を揺らします。6年間いっしょに小学校生活を送って来た友達と戸塚駅から修学旅行列車に乗り込んだ子どもたち、市内他校の6年生と共に元気に出発しました。

 電車は一路、日光へ。車窓を過ぎる北関東の都市の街並み。車内では楽しい会話が弾みます。

 日光駅に降り立った6年生。横浜より涼しい風が頬を撫でます。

 さあ、迎えのバスに乗り込んで見学に出発です。最初に訪れたのは華厳の滝。流れ落ちる水は、まるでスローモーション動画のよう。音と水煙にも圧倒されました。

 続いて戦場ヶ原のハイキングへ。はるか彼方まで続く木道の上を、眼前に雄大な男体山を望みながら歩いて行きます。木々の青葉が鏡のように水面に映ります。聞こえるのは小鳥たちのさえずりとせせらぎの音。しばし豊かな日光の自然を満喫した後、どのグループもゴールの湯滝に到着しました。

 宿に着き、おいしい夕食を食べた後は、益子焼きの絵付けにチャレンジ。この旅行の思い出となる素敵な作品がたくさん出来上がりました。

 2日目、この日も素晴らしい好天。東照宮や輪王寺・大猷院などの歴史遺産を巡ります。荘厳華麗な陽明門・三猿や眠り猫などの彫刻、数々の菩薩や仏の像、探幽はじめ狩野派の絵師たちによる迫力ある障壁画、それらを間近で見ることができました。

 直接自分の目で見て、そして心で受け止めた日光の美しい自然と歴史遺産の数々。そして体験を通して友だちと心通わせたかけがえのない二日間となりました。