1月31日(火)

  第二小から環状3号線を隔てた明朋高校の周りには、今から1300~1400年前(7世紀後半)に作られたと考えられる古墳遺跡群の存在が確認されています。古墳といえば仁徳天皇陵に代表される前方後円墳が有名ですが、当地のものは山の斜面に横穴を掘った「横穴墓」で「松ヶ崎横穴墓群」と呼ばれています。

  また、横浜栄高校の周りにも同じ時代の遺跡があります。鉄をつくっていたと考えられる上郷深田遺跡と、住居が見つかっている上郷猿田遺跡です。松ヶ崎古墳はそこに住んでいた人たちに関係があるとも考えられています。

  この日、社会科の学習のために、3年生が明朋高校に出かけました。高校生のお兄さんたちに先導され、みんなで明朋高校敷地内の裏山を登って行きます。

  「へえ、このほら穴みたいなのが古墳なんだ。」「そんな昔からこの場所に人が住んでいたんだね。」子どもたちから声が上がります。

   帰りの下り道は、高校生のお兄さんたちが、「滑りやすいから気をつけるんだよ。」と優しく声をかけ、手を引いてくれました。

  この日の体験を通して3年生は、いにしえの地域の歴史に触れることができました。そして、高校生のお兄さんお姉さんたちの温かい心配りにも触れることもできました。