SNSやスマートフォンの普及により、手紙文化は減少傾向にあります。
全国の小学6年生に対して実施された文部科学省「全国学力・学習状況調査」において、はがきの表書きに必要な事柄を書く順序を問う問題の正答率が、67.1%という結果が発表されました。
  この結果について調べてみても、子どもたちが、手紙を書くことを経験する機会が極めて少ないことが分かります。自分の家の住所を正確に記憶している子どもも減っています。
 
 しかし、アンケート調査によると、
「手紙でしか伝えられなことがある」「手紙はメールよりもらったときに嬉しい」と答える子どもは数年前より増えているそうです。
メールやSNSでのやりとりが日常的になった今だからこそ、手紙に新鮮さを感じやすくなっているのかもしれません。
  思いを文字で書いて伝え、やりとりを行うという基本的な言語活動を行い、手紙の楽しみ、喜びなどを経験することも大切だと思います。
 
 そこで、授業で年賀状(はがき)の書き方を指導し、実際に年賀状を投函しました。
遠くに住むおじいちゃん・おばあちゃんや、親戚、友達など年賀状で新年のあいさつを送ると、一味違った思いが伝わるかも知れません。
 
 子どもも自分宛に届いた年賀状は嬉しいものだと思います。