校長室より

 

市ヶ尾小学校創立記念日、横浜開港記念日に寄せて

                           

 

5月28日(土)に開催された運動会が無事に終了し、今週は、いよいよ1年の折り返し点となる6月に入ります。6月に入ってすぐ、1日(水)に市ヶ尾小学校の創立記念日、2日(木)に横浜市の開港記念日があり、連日記念日が続きます。創立記念日は通常通り授業があり、開港記念日は横浜市全体で学校休業日と決められており、両日の児童の過ごし方には違いがありますが、子どもたちが、それぞれの記念日の趣旨を理解することの大切さは変わらないと思います。

 今年は、5月30日(月)が運動会の代休で朝会や集会が持てませんので、各学級で両記念日について触れ、発達段階や興味・関心に応じて説明してもらうことといたしました。

 ご家庭でも、記念日に合わせて、市ヶ尾のまち、横浜の幕末や明治の初めの頃の社会や人々の暮らしぶりなどに関心が高まるよう、話題に取りあげていただくとありがたく思います。

 

《創立(開校)記念日(6月1日)について》

市ケ尾小学校は、今から37年前の1979年(昭和54)年4月に開校しました。

その年の入学式、始業式などは谷本小学校で行われました。5月になって校舎が使えるようになり、今の市ヶ尾小学校に移転しました。

そして、6月1日を開校記念日に決め、毎年、学校の誕生日としてお祝いすることになりました。

市ヶ尾小学校の校章の図案の土台には、桑の葉が用いられています。かつては養蚕の盛んな地域であったことに因んで選ばれました。3年生が総合的な学習の時間にカイコを育てる学習を予定しているようですが、この地域の歴史と関わりつつ学習することで、より興味深く感じられるのではないかと思います。

 

《開港記念日(6月2日)について》

今から157年前の1859(安政6)年6月2日(陽暦1859年7月1日)、横浜は、幕府が前年アメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスと結んだ修好通商条約に基づいて、国際貿易港として開港されました。

修好通商条約という言葉は小学生には難しい言葉ですが、6年生は社会科の学習で扱うところです。条約の内容は、「外国に開かれた港で自由に貿易をできるようにし、また、外国人の住むところ(居留地)などを決めた」国家間の約束ということができます。

明治維新後、急速に発展し、今日のように横浜が国際的な大都市となるきっかけとなったのは、このとき横浜港の開港が決められたことです。こうした視点から、子どもたちには、開港記念日の意義は、「横浜の歴史や文化に親しみ学ぶ日」と捉えてほしいと思います。

歴史の影の部分、この条約が「不平等条約」であり、条約改正に時の政府が苦心すること等については、やがて、この単元の学習が始まったときに、6年生にも考えてほしいと思っています。

 

学力状況調査について

 

全国学力・学習状況調査の目的、調査内容等について

 

4月19日(火)に6年生の児童を対象に全国学力・学習状況調査を実施いたしました。

この調査の目的、調査内容については、文部科学省作成のリーフレットに次の通り記載されています。(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/index.htm)

 本校では、調査結果を踏まえて、6年生はもちろん、全校の児童の学力の向上に資するよう、個々の児童の課題に応じた教育指導の改善に向けた取り組み、及び、家庭における学習習慣や生活習慣の確立等に向け、全教職員で検討していきたいと考えています。  

 

調査の目的

◇義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から,全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し,教育施策の成果と課題を検証し,その改善を図る

◇学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる

◇そのような取組を通じて,教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する

 

調査内容

①教科に関する調査(国語,算数・数学)

主として「知識」に関する問題(A)

・身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容

・実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能 など

 

 主として「活用」に関する問題(B)

 ・知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力

・様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力 など

 

②生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査

児童生徒に対する調査

学習意欲,学習方法,学習環境,生活の諸側面等に関する調査

(例)国語の勉強は好きですか,授業の内容はどの程度分かりますか,一日にテレビを見る時間,携帯電話等の使用時間,

読書時間,勉強時間の状況 など

 

学校に対する調査

指導方法に関する取組や人的・物的な教育条件の整備の状況等に関する調査

(例)学力向上に向けた取組,指導方法の工夫,教育の情報化,教員研修,家庭・地域との連携の状況 など

 

 

 

後期スタート!!

 

 いよいよ後期スタート

      児童へのメッセージと最近の児童の掲示物を紹介します

 

 10月11日(火)に後期始業式を行いました。今年度も、いよいよ折り返し点を通過し残すところ5ケ月半となりました。

 子ども達には、7日(金)の前期終業式につぎのような話をしました。

 「道具を使う動物は、木の実を車に轢かせて割るカラスや葉っぱの疑似餌で釣りをするアオサギなどの鳥も含め、たくさんの例があり人間だけではありません。ただし、新しく道具を考え出して作ることができるのは人間だけです。今年の4月に1年生は小学生になり、また2年生以上も学年が上がって、それから半年、いろいろと新しいことに取り組んできたと思います。これまでの自分がしてきたことを思い出し、自分で自分の   

 「新しいことに挑戦する気持ち」をほめてください。」

 そして、後期の始業式には、終業式での話を一歩進めて、新しいことに挑戦し、それを達成できるために大切にすべきことについてお話ししました。

 「自分一人で頭の中であれこれ考えるのではなく、そのことについて書かれている本を読んだり、インターネットで調べたり、実際に出かけて行って見て質問したりして、たくさんの知識をもつことで、解決の道筋が見えてきます。また、いろいろな人と話し合って、自分の考えがまとまっていきます。そう、普段、皆さんが学校でお友達と一緒に学習していること、そのままですね。11月19日(土)学習発表会がありますが、皆さんが成果を示してくれることを楽しみにしています。」

 

 学校の中は、子ども達の学習成果や絵画、書、ポスター等の作品の掲示物でいっぱいです。そこで、広報情報委員会の児童が委員会活動の一環として廊下に張り出した壁新聞についても始業式の話の中で触れました。子ども達ならではの、こだわりのある新聞名と私が興味深く思った9月号の内容の紹介です。

青葉カラー新聞 … この秋予定される各学年が楽しみにしている校外学習の場所や日の一覧。

トリプルJ新聞 … 「○○の秋」と言われている様々な秋をみつける。

学校の果てしない市Q新聞 … 中秋の秋 月のクレーターがとのような模様に見える のか、国によって違っていること

やったね新聞 … 魚偏漢字クイズ。連載のようです。

555新聞 … オホーツクで新種のクリオネの発見。この記事で、私もクリネオという生物がいて、巻き貝の仲間で氷の妖精と呼ばれていることを知りました。

 また、校舎内随所に児童会が取り組んでいる「みぎぞう君キャラクターを復活させよう」の呼びかけと児童みんなが取り組んだポスターが貼られています。

 学習の成果物としては、5年生が算数少人数学習で「偶数と奇数」について模造紙に書かれたものが廊下に張り出されています。担当の清水先生に伺ったところ、偶数ってどんな数?奇数は? 少人数教室のある3階の同じフロアにいる3年生、2年生にわかるようにそれを説明することが、5年生にとっても力がつく取組になると考えられたそうです。

「奇数とは、2で割り切れない整数のことをいう。一方、2で 割り切れる整数のことは、偶数(ぐうすう)という。」これが定義ですが、割り算を習っていない2年生にもわかるように、数を分解し、ある数が「2」だけで構成されていたら(2+2+2+…)その数は偶数、(2+2+2+…)とやっていって最後に1を足してできていたら、その数は奇数というような説明がされていました。サクランボの絵やピアノの鍵盤等のイラストを加えて作成した力作ぞろいです。数年後、5年生になってこの単元を学習した時に、頭の片隅に残っていて思い出す2、3年生も、きっといることでしょう。