学校長あいさつ

 令和3年4月から校長に着任いたしました松比良 聡夫(まつひら としお)と申します。南区の南吉田小学校から参りました。本宿小学校は緑が多くきれいな学校だと思いました。 

 校長室に入ってすぐに目に飛び込んできた言葉があります。それは、『本物宿せ!本宿小』という学校教育目標です。すてきな目標ですね。始業式では、本物の『楽しさ』について子どもたちに考えてもらい、私の考えをお話ししました。 

 まず、『楽(らく)』と『楽しい』の違いについて。『楽(らく)』もよいことですが、『楽しい』とは違います。手を抜いて楽をしても、その時はよくても本当の楽しさを味わうことはできません。適当にふざけて楽しいというのも、その場だけのもので、楽に近いと思います。

 本物の『楽しい』とは、人と一緒に協力して、大変なことを乗り越えて成し遂げたときに、心から『楽しい』と思えるものではないでしょうか。水泳の池江璃花子選手が、病気を乗り越えて仲間と励まし合って練習し、先日、日本選手権で優勝しました。『楽しい』があふれ出して、他の人々にまで感動を与えてくれました。 

 コロナ禍ですが、できることを考えて、コロナを乗り越えて、本宿小学校の子どもたちや職員と一緒によりよい教育活動を創っていきたいと思います。子どもたちにとって、楽しい思い出をたくさん創りたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和3年4月7日