国道1号線から横浜清風高校方面にのびる長く急な坂道(通称いわな坂)を上りきった交差点に、横浜市の文化財として登録されている「北向地蔵」があります。岩井町自治会や岩井町原第一町内会に住む子どもの多くは毎朝、「北向地蔵」の前を通って登校してきます。 

 このお地蔵さん、1717年(享保2年)に建立されたということで、今年建立300年を迎えます。その節目の年にあわせ、現在町内会や保存会が中心となって祠の修復をしています。10月上旬には新しい祠の下に鎮座するお地蔵さんを見ることができるようです。

 「北向地蔵」の名の由来は、どの向きに安置してもいつの間にか北向き(江戸の方向)に戻っているからとのことですが、お地蔵さんの視線の先、江戸の手前には常に富士見台小があります。これからもきっと富士見台小の子どもたちのことをあたたかい視線で見守ってくださることでしょう。