学校長あいさつ

学校長 後明 好美

 

「青木の風」を大切に

 

歴史ある 伝統の青木小学校

青木小学校は、明治の学制発布の翌々年にあたる明治6年7月に開校しました。横浜で古い学校の1つであり、本年度150周年を迎えました。開校からこれまで、名称変更や統合、校舎移転等を経ながら、多くの卒業生の皆さんや地域の方々、そして歴代の校長先生始め教職員に深く愛され、歴史の中で育まれた学校風土は、「青木の風」と多くの方々に愛着をもって呼ばれています。

この青木小学校にはたくさんの特徴があります。校庭が土ではなく横浜には珍しいラバーであること、正門がレンガ造りの大変瀟洒なものであること、中学校規模の大きな体育館を擁していることなど、施設面での特徴もあるのですが、何より大きな特徴は、子どもたちの学びの姿です。

 

子どもと創る 「青木の風」

本校では、他校にはあまり見られない教育理念を代々大切にしています。その教育理念「生きる 創る そして輝く」は、子どもたちと学校生活全般を創ろうという考えです。子ども自らが主体的に活動し、青木の生活を創り、共に輝いていこうとする姿は、伝統の青木フェスティバル、スポーツフェスティバル、そして社会科学習の発展から当時の子どもたちが創り出した山形の櫛引修学旅行や相互交流によるホームステイ、横浜朝鮮初級学校との交流などに顕著に見られます。

日々の学習でも、生活科や総合的な学習の時間が授業として創設される前から、子どもたちの力を信じ、子どもと学びを創り上げる探究的かつ創造的な学習が展開されてきており、現在でもその2教科等を本校の重点研究に位置付け、充実・発展を目指しています。

 

まちの学校 「青木のまちの風」

 本校はこれまで、1万3千名余りの卒業生を輩出してきました。地域の方々も卒業生である方が多く、青木小学校を卒業したことに誇りをもち、温かく本校を支えてくださっています。保護者の方々も同様で、PTACcommunity)を入れたPTCAと称し、青木のまちの教育力として、三位一体で学校とともに子どもたちの成長を支えてくださっています。

 

 伝統ある清風漂うこの青木小学校での子どもたちの学びを、職員一同努力し、地域の方々、保護者の皆様と御一緒に支えてまいります。

 

 どうぞよろしくお願い申し上げます。