情報教育に取り組む
本校が情報教育や英語活動に取り組んでいるのは、「霧が丘小学校」で想定されている教育内容や施設に対応するためであると同時に、子どもたち、保護者の皆さん、教職員の意見が「推進」で一致しているからである。意図的・計画的なものである。
霧が丘小学校では校舎全体がネットワークで結ばれ、いつでもどこでも情報機器が利用できる環境が整う。そのような環境が活かせるよう、各学年で身につけさせたい内容を体系化した「ICT学習霧が丘スタンダード」に基づき実践を始めている。それらは今後公開していく方針だ。(横浜教育改革会議でも、横浜の子どもたちに身につけさせたい内容の重点として「情報」と「英語」が打ち出されている。)
学校だけでなく家庭でもコンピュータやインターネットを使う機会が増えている。しかし、学校での様子を見る限り、大人が関与しないまま使い放題になっていることもあるようで、正しい知識・使い方を身につけているとは言えそうにない。
小学生だったら、家族で共用できるコンピュータを居間などに置き、保護者の目の届く範囲で利用させるのが良い。そして、時々、見ているページについて話し合うこと、共通の話題をもつことが重要である。
インターネット上で公開されている情報の中には、子どもたちには触れさせたくないようなものも多数存在する。そのようなサイトを排除するサービスやブラウザ(インターネット用のソフト)、セキュリティソフトなどで一定の制限をすることもできる。しかし、万全ではない。良くないサイトにぶつかったら、親子で話し合い、見ていいもの、良くないものをはっきりさせるとよい。個人情報の取扱いなどについてもきちんと約束する。その積み重ねが将来に生きてくる。インターネットは大変便利なものだが、反面、危険性があることも事実である。そのあたりをきちんと認識した上での利用になるよう、家族で話し合いたい。
学校では情報(機器)を取り扱う上でのルールやモラルを重視する。現在は、約束を守ることを条件にコンピュータ室の鍵を開けている。従って休み時間の利用や授業中の調べ物も可能だ。しかし、きちんと使った上での故障とは明らかに違ういたずら、部品の紛失、違反使用などが見受けられるのも事実だ。子どもたちは、約束を守るか、利用制限に甘んじるか、どちらかを選ばなければならない。重要な選択の一つであると言えよう。
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