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中学校版

「ICT学習よこはまスタンダード」中学校版のページです。

項目別

中学校版本体へ     1 設定理由
2 指導計画作成 3 基準年度 4 運用方針 5 最終的な目標

1 「ICT学習よこはまスタンダード」の設定理由

コンピュータや情報通信ネットワークなどを活用する、情報活用能力の計画的な育成を目指します。
・学習指導要領総則編第4「指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項」の2の(10)に、「各教科等の指導に当たっては、生徒が情報モラルを身に付け、コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を適切かつ主体的、積極的に活用できるようにするための学習活動を充実するとともに、これらの情報手段に加え視聴覚教材や教育機器などの教材・教具の適切な活用を図ること。」とあるように、中学校段階では小学校段階で身に付けた情報活用能力を基に、更に適切かつ主体的、積極的に活用できるようにすることが明記されています。今回の改訂における、技術・家庭科「情報に関する技術」では、「情報の科学的な理解や情報社会に参画する態度」を中心に育成するよう改められました。また道徳や総合的な学習の時間等、他のすべての教科での情報活用能力の育成をめざすすとともに、高等学校との連携・接続も考慮すること、とされています。
 
そこで、「技術・家庭科」を中心としつつ各教科等での指導のよりどころを設けたり、具体的な実践例を集め公開したりすることにより、各学校で具体的に取り組めるようにします。

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2 指導にあてる教科等

情報活用能力の育成を各学校の教育課程の中に位置づけ、すべての教科等の指導を通じて行います。
・技術・家庭科「情報に関する技術」で情報社会において適正に活動する上での考え方や態度、技能、知識を取り扱い、道徳や総合的な学習の時間等、他のすべての教科の時間において、関連する指導内容にあわせて取り扱います。
 
各教科等での取り扱いについては、各教科のねらいを達成するために、情報通信ネットワーク機器をその手段として有効に活用するとともに、情報活用能力の育成を各学校の教育課程の中に位置づけ、すべての教科等の指導を通じて行うことが必要になります。
【参考】 文部科学省 「初等中等教育における教育の情報化に関する検討会」報告書(NICER)

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3 基準年度

21年度末の状況を考慮し、設定しています。
・スクールニューディール構想「学校ICT整備事業」により、各学校にたくさんのICT機器が納入されました。これらの機器を有効に活用できるよう、「ICT学習よこはまスタンダード」も、情報教育の進展に合わせ、実践を通して検証を行い、改善を進めます。

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4 運用方針

学校から広く情報を集めながら策定していきます。
・横浜版学習指導要領により指針を示します。
・実践校での取組、情報教育推進担当者組織による実践等を通じて検証を加えます。
・その状況により、適宜修正を加えたものを公開していきます。

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5 最終的な目標

国際都市横浜の次代を担う子どもたちに「ICTに対応する能力」を義務教育段階で身につけさせることを最終的な目標としています。
・コミュニケーション手段のひとつとして情報通信ネットワークを利用して、必要な情報を適切に選択できたり、安全や人権、著作権などに配慮するなどの必要なルールやマナーを身につけて、情報の受発信ができる。
・情報通信ネットワークやコンピュータ、プログラムによる計測・制御などの仕組みを理解し、安全に利用できる。
・ソフトウェアの機能や特性を理解し、適切に選択して、情報の加工・発信ができる。など

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